〜表現の豊かさ、鍛えてみませんか?〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

人間は、正しい答えを知っていると安心します。

曖昧は不安です。

だから、ひとつの言葉で、
目の前の出来事に名前をつけ、わかったことにする。

例えば、
「愛」「怒り」「矛盾」。

それは、複雑な世界を理解するための、とても便利な方法です。

わかった気になります。

でも、その一言だけでは
表しきれないものもあるように思うのです。

先日、97歳の母に、
庭で咲いた月下美人の写真をLINEで送りました。

月下美人は、夜の暗闇に、たった一夜だけ咲く、
それはそれは美しい花です。

母から返信がありました。

「とても美しい花、ありがとう」

そして、そのあとにこう書いてありました。

「命の素晴らしさを見る思いです」

その一文を読んだ瞬間、
「ああ、母らしいな」と思いました。

ただ「きれい」と言うのではなく
一夜だけ咲く花の中に
命そのものの輝きや、儚さ、美しさを
感じ取っていたのが伝わりました

私自身もつい、
「すごい」「素敵」
そんな便利な言葉で、済ませてしまうことがあります。

もちろん、それが悪いわけではありません。

でも、そこにあと少しだけ、自分の言葉を足してみる

「すごい」だけではなく、
「思わず立ち止まって見入ってしまうほど、心を動かされた」
「素敵」だけではなく、
「その人のさりげない気遣いに、心が軽くなった」
そんな風に表現してみると、
自分が何に心を動かされたのかが
ありありと見えてきます

言葉を豊かにすることは、
話し上手になるだけではありません。

自分の感じる力を育て
世界を、昨日より少しだけ丁寧に味わえるようになること

そして、誰かの心に届く言葉を
選べるようになることでもあるのだ、と思います。

今日、「ありがとう」「素敵」「嬉しい」そんないつもの一言に
あなたらしいひと言を添えてみませんか。

そのひと言が、相手との関係だけでなく、
あなた自身の世界も、少し豊かにしてくれるかもしれません。

やってみて、変化を感じたら、
教えていただけるととても嬉しいです!

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