エンパワメントプロデューサー
ひぐちまりです。
仕事で結果が出せる人と出せない人の一番大きな違いを
一言で表現するとしたら・・・
あなただったらなんと答えますか?
私なら「抽象度の高さ」と答えます。
抽象度が高い人の視点は、
広く、深く、長いです。
結局は、見えている人が、見えていない人を
コントロールします。
そして、同じ「言葉」を使うことで
格上の人の考えを理解できているつもりでも
視点が違えば、その「言葉の意味」もズレが生じます。
例えば「野球」という話をする時
草野球でもメジャーリーグでも
使われる言語は、そんなに変わりはないでしょう。
ところが、言葉が同じでも
視点が違えば、それが示すものは変わります。
前にメジャーリーガーが
メジャーリーグを引退して地元の実業団に入った時に
それぞれの「キャッチボール」の違いに驚いたと話していました。
キャッチボールをする。
それは二人の選手がボールの投げ合いをすること。
それはどこでやろうが同じです。
その選手曰く
「実業団でのキャッチボールでは相手からのボールは
自分の立ち位置で手を伸ばせば届く範囲に飛んできた。
でも、メジャーにいたときは
構えたグローブを微動だにせずとも
ボールはグローブに吸い込まれた。
改めて、この違いが、
メジャーと実業団の違いなのだと思った」
とのこと。
これは、思考においても同じです。
例えば同じ「俯瞰する」という言葉。
経営者が新入社員に
「物事を俯瞰して見ることが大事だ」と言ったときに
「俯瞰」という言葉を知っていれば
新入社員は、きっと
「わかりました、俯瞰ですね」と答えるでしょう。
でも、両者のいう「俯瞰」
同じことを意味しているでしょうか?
意味はズレを生じているはずです。
格上の人と話す時に
この「同じ言葉の持つ意味のズレ」に気付けると、
学びの機会は無限に広がり
そういう人は、引き揚げてもらえます。
なぜなら、「知っている、わかる」ことを主張して
「自分はできる」ということを
アピールしたい人が多いからです。
でもね、「わかってしまった」人は
それ以上を学ぼうとしません。
だからどんどん差が開きます。
格上の人と話す時に言葉を知っていることと
言わんとすることを理解できているのかは
全く別のことです。
組織の時代は
このズレを組織が吸収してくれました。
でも、その時代は終わり
今は個々人に委ねられています。
だから思考力を鍛える必要があります。
抽象度の高さによる、言語の意味のズレ
ちょと意識してみてはいかがでしょうか?
●どんな時も、最高の自分を発揮する為に必要な「セルフエンパワメント力」の鍛え方を公開

