エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。
先日、インド哲学とヨガの世界的権威である
ラオ先生から直接お話を聞く貴重な機会がありました。
ラオ先生の言う「集中力」とは、
今ここに、心があること。
私たちって、ついつい気になることに心奪われたり、
感情に絡め取られたり、まだ起きてないことを心配して
「心が今にない」状態になっていないでしょうか?
集中力が欠如し、心がそこにないと、
物事に反応的になったり、
過去の記憶から物事を自動的に判断したり、
人の話を聞いているようで聞いていなかったり、
自分の力を発揮することはできません。
一方、集中力高く、心がここにあると、
目の前に起きることを的確に捉え、柔軟に対処し、
ゆとりがあり、寛大さを持つことができます。
自分の才能だけでなく、
自分の優しさや、思いやりが発揮できます。
そしてラオ先生は、
なぜ人間が集中力を保つことができないかをこう話されました。
「まず、人間には、自分の価値体系があり、
それに基づき
自分にとって興味があるかないか、
自分にとって、大事な人かそうでないかを分ける。
興味があると集中し、ないと下がる。
自分次第でなく、外の要因に左右される」
確かに、興味があることは没入してやるけど、
興味がないといい加減になったりしがちです。
では、いつも集中力高くいるために
どうしたらいいのでしょうか?
ラオ先生は二つの選択肢を提示してくださいました。
1. 興味があることだけをやる
2. やっていることに興味を持つ
あなたならどっちを選びますか?
どっちが自分の可能性を広げそうですか?
もし2のやっていることに興味を持つ方だ! と思ったら、
そのためにできることを
ラオ先生が教えてくださいましたので共有しますね。
それは、自分の価値体系に囚われず、優劣をつけることなく、
「全てに価値はあるんだ」と考え、
目の前のこと、目の前の人が一番大事! とし、
そのように行動すること。
今日一日、これ、試してみませんか?
自分にとって興味があるとかないとかは置いといて、
今日一日は目の前にいる人を
「一番大事な人」として接してみる、って。
ゲームみたいにやってみませんか?