エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。
120分ワークショップの特典としてご用意している
「ひぐちまりとの45分セッション」で、
「俯瞰する力」の本質を感じるとても象徴的な場面がありました。
セッションに来てくださったのは、
企業コンサルタントとして活躍されている森山さん。
論理的で、冷静。
感情に振り回されることは、ほとんどない方です。
そんな森山さんが、珍しく「イライラが抜けない」と話してくださいました。
前日、奥様と大喧嘩をしたそうです。
きっかけは、朝ご飯の洗い物。
「やる」と言っていたのに、やれていなかった。
そこに奥様が帰宅し、「なんでやってないの!!」と強く言われた。
森山さんは言います。
「やっていなかったのは事実だから、自分が悪いのはわかっている。
でも、あの言い方がどうしても引っかかって……」
ここまでは、“よくある風景”です。
多くの人は、無意識に「どちらが正しいか、悪いか」という世界に入ります。
そして、その世界に入った瞬間、我々は“あるもの”を失います。
それは何か。
「人生の創作者である自分」です。
そこで私は、こんな問いを投げかけました。
「森山さん。今その怒りによって、一番ムダにされているのは、
誰の時間だと思いますか?」
少し沈黙があって「……俺の時間ですね」。
この瞬間、感情に巻き込まれていた意識が、
感情の外に出ました。
そのとき、世界の見え方が変わります。
見え方が変わると、行動は自然と変わります。
セッションの終わりに、森山さんはこう言いました。
「帰ったら、妻に『ごめんね』って言います。
妻は、帰ったらすぐご飯を作ろうと思って
急いで帰ってきてくれたんですよね」
出来事は変わっていません。
相手も、状況も、同じままです。
変わったのは、
「世界がどう、自分に現れるか」。
出来事に色はないんです。
色付けているのは、自分。
時間は、命。
その時間を、怒りやイライラに明け渡すのか、
それとも、意図を持って使うのか。
ここに、
人生の質を分ける境界線があります。
今日という一日、あなたは、
反応する人生、選び取る人生、どちらに使いますか?
その違いの積み重ねが人生です。



















