〜哲学の小径:新しい哲学で「無縄自縛」を読み解くと〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

なんでも、時代遅れで止まっていては
今を有効に活用することはできません

例えば今の時代、ガラケーしか持っていない人と
iPhoneを持っている人とでは
人生で、できることは全然違いますよね。

これは思考も同じ

昨日の投稿「無縄自縛」では
某大学の広告に書いてあった通り、
自分を縛っているのは
「自分の既成概念や思い込み」
と書きました。

これ、
「なるほどな〜」「そうだよね」と読まれた方も
多いのではないでしょうか?

実はこの考えは
「ちょっと古い哲学」がベースです。

キルケゴール、ニーチェ、サルトルに
代表される「実存主義」に基づく考え方

「実存」とは、「現実存在」のこと。

自分にとって、一番リアルに
現実存在しているのは
自分自身。

なので、扱うのは自分自身になります。

日本で開催されている多くの成功哲学やコーチングは
この「ちょっと古い哲学」をバックボーンにしているものが
ほとんどです。

それらが、人生をもっとよくしたいと思う人に提供するものは、
自分の内面を見たり、過去をほじくり返したりになります。

「自分」しか扱うものがありませんから、
それしかできません。

この「ちょっと古い哲学」を乗り越えて
生まれたのが
「新しい哲学」である
構造主義哲学と呼ばれるもの。

構造主義哲学を簡単に言うと、
「人間がどう考えるかは、
 その人が生きる社会のシステムによって
 無意識に形作られている」

ということです。

だとしたら、あなたは
自分で決めているようで
自分で決めていない。

あなたは
自分で考えたいように考えているのではなく、
「構造により規定されている」

ということになります。

この視点を持てば、
自分の人生をよりよくするために
自分の内面を見たり、過去をほじくり返すことが
全く無意味であることを
理解頂けるのではないでしょうか。

これがわかっていないと
つまり、
自分が何にコントロールされているかわかっていないと
何かにコントロールされ続け
どんな努力も一過性となり、
「最新の方法」や「はやりの方法」に
振り回され続けるしかありません。

一方で、エンパワメントプログラムは
「新しい哲学」をバックボーンにし
構造的視点から
あり方に取り組んでいきます。

つまり、自分をコントロールする
構造の大元にアプローチし
解体していきます。

具体的な出来事や過去の出来事を扱わなくても、
全方位で変容が起きるのはこのためです。

「構造に規定されている」私たちが
よりよく生きるためにやるべきことは
「世界と人間の構造を知る」ことであり、
「個人の内面探求」には
もはや何の意味もありません。

人によってはこの話に、
足元がぐらつくような
不安定さを感じるかもしれません。

そう、それはこの話を
理解している証拠です。

そして、これまでライブ配信で何回か言ってきた通り、
この不安定な時代にフローに乗るために必要なことは
自らを「不安定」に置くことです。

これ、勇気がいりますね。

勇気をだして、それに
取り組んでみよう! と思う方は
ぜひ、
エンパワメントライフベーシックセミナーにいらしてください。

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確実に、これまでの常識が壊れます(^^)
つまり、新しい可能性が生まれます

われわれは、
「本気で人生に向き合う人」を
本気で応援しています。

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