〜哲学の小径:新しい可能性は、新しい概念から生まれる〜

エンパワメントプロデューサー
ひぐちまりです。

ある哲学者は哲学のことを
「新しい概念を創造すること」と表現しました。

新しい概念が創造されると、
これまでの物の見方が逆転します。

いわゆる、コペルニクス的転回が起きるわけです。

これが起きると、世界の見え方が変わり
人生が変わります

私の「新しい概念の創造により、天地がひっくり返る様な経験」をした
エピソードをお話しします。

私は現在、アミチエソンフロンティエールインターナショナルという
モナコに本部があり、モナコの国家元首アルベール大公が名誉顧問総裁を務める
慈善団体の日本支部の副代表理事をしています。

その関係で、イタリア、フランスでのチャリティガラパーティに参加をしたり、
モナコ王室が主催するガラパーティに参加をしたりします。

ここ1年半はコロナ禍で
なかなかパーティに参加できず残念です。

もし、あなたがある日
モナコの王室から舞踏会の招待状が届いたら
参加されますか?

私がもし、「プロトコール(国際儀礼)」という
正式なマナーを身につけていなかったら
参加できなかったと思います。

でも、身につけていたおかげで
躊躇なく参加することができました。

それだけでなく、日本初のウエディングプランナーとして
ウエディングプロデュース会社を運営していたときは、
ご新郎、ご新婦様が、世界で活躍する日のためにと、
テーブルマナーやエスコートもお教えしていました。

でも、実は、私はある時期まで、
「アンチマナー派」でした。

当時私にとって、マナーを身につける目的は
「恥をかかない」為であり、
マナーとは堅苦しく、自分を縛るものというイメージでした。

とは言っても、
個人が開催し得る最もフォーマルなパーティである
ウエディングをプロデュースするプロとして、
当然マナーは知っておくべきものでしたので、
ある方から誘われて、
「プロトコール(国際儀礼)」を学びに行ったのです。

授業の1日目、緊張して座る私の前に、先生がいらして
「マナーを身につけるとは、どういうことか?」をお話しされました。

「わからないことがあったらどうしよう、恥をかいたらどうしよう」
そんな心配をした私に、先生が話されたのは、
私にとって、天と地がひっくり返る様な
「マナーの新しい概念」であり、
まさに私の人生に、コペルニクス的展開を起こすほど
衝撃的な内容でした。

今でも、あの時の驚きを、はっきりと覚えています。

その先生は
マナーを身につけるとは、プロトコールを身につけるとは、
 『また会いたい』と思ってもらえる人になることです」と
おっしゃったのです。

それまで、カッコつけたり、堅苦しいことが大っ嫌いで
「アンチマナー派」だった私が、
この言葉によって一瞬にして、
「だったら、マナーを身につけたい!」と
思うようになりました。

そして、マナーを学び身につけたことが、
王室のパーティに参加しただけでなく、
ウエディングプランナー時代に15冊の本を監修し、
ガイアの夜明けをはじめとした20回以上のテレビ出演に繋がりました。

あの時、マナーの先生から
「マナーの新しい概念」を聞かなければ
起きなかったことです。

同じ「マナー」というコンテンツ(内容)も、
コンテクスト(概念)が
「恥をかかない為に身につけなければいけないもの」なのか
「身につけることで、また会いたい人になる」ものかで、
全く違うものになります。

多くの人は、コンテンツにこだわりますが、
実はそれ以上に大事なのは
どういうコンテクストでそれを語るか? です。

ステージを上げたければ
やるべきことは
「個人の内面や過去の探究」ではなく
新しい概念の創作です。

世界の捉え方を変えることです。

現代哲学をバックボーンにしたエンパワメントライフプログラムは
この「概念の再創作」を通して
本質的な人生への取り組みをしています。

だから、参加者の経歴やお仕事に関係なく
全方位で変化が起きるのです。

新しい可能性は
新しい概念から生まれます。

特に今のような時代の変わり目は
そうでなくても、
これまでの当たり前が通用しなくなります

ぜひ、既存の概念に囚われず
新しく世界を眺めてみてください。

これまで、見えなかった可能性が
見えてくるかもしれません。

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