〜奇跡を産んだのは「それは素晴らしいね」から始まる会話〜

エンパワメントプロデューサー
ひぐちまりです。

先日エンパワメントチャンネルで取材した
7本指の奇跡のピアニスト、西川悟平さんとの
対談動画を編集しています。

西川悟平さんは15歳でピアノを始め
ピアノの巨匠ブラッドショー先生に大阪でスカウトされ、
ニューヨークデビュー。

その絶頂期にジストニアという病気で指が動かなくなり、
5名の医者に再起不能を言い渡されるも
その後不死鳥のように蘇り
7年後、カーネギーホール3400席を
満席にした世界的なピアニストです。

悟平さんを取材したNHKドキュメンタリーは、
世界160カ国に放映され、パナソニックのCMに出演など
不可能を可能に変え続けた人です。

エンパワメントチャンネルの対談では、
いくつもの奇跡や感動のエピソードを披露してくれていて
編集していても感動しちゃって、エンパワメントされて
早く皆さんにお届けしたくてたまりません。

中でも感動するのが、ブラッドショー先生と悟平さんの
出会いのシーンでの会話。

言ってみれば、この会話がなければ
その後の悟平さんの奇跡は起きなかったのです。

日本でのブラッドショー先生のコンサートの前座で
ピアノを弾くチャンスを得た悟平さん。

実はその時、悟平さんは、
音楽大学の短大から4年制の編入に3回すべって、
百貨店の「たねや」さんという和菓子屋さんで販売員をしながら、
ピアノの練習を続けている時でした。

荒削りな演奏は、演奏家や先生からは
「あんな演奏恥ずかしい」と酷評されます。

その悟平さんにブラッドショー先生は
「心にやりたいことがいっぱいあるのは通じた。
 君の仕事は何? ピアノで食べてるの?」と聞きます。

「日本の和菓子屋で働いている」と言った悟平さんに
「ワンダフル。それは君がやりたいこと?」と尋ねます。

驚き、口を閉じる悟平さんに
「本当にやりたいことは何?」と3回聞くブラッドショー先生。

悟平さん、顔が真っ赤になって、汗をだらだらかきながら
口から出た言葉は、これまで考えてもいなかった
「ピアノ上手くなって、世界中を演奏で旅行して
 音楽を通じて、世界中に友達を作りたい!」

それを聞いたブラッドショー先生が
悟平さんをニューヨークに呼び寄せることになります。

この会話がなければ、奇跡の7本指のピアニストは
誕生していなかったでしょう。

何より感動したのは、ブラッドショー先生が
「ワンダフル(素晴らしい)」から
会話を始めていることです。

今やっていることがダメなわけじゃない
その人が一生懸命やっていることを認めながら
その質問で、その人の心の中に眠っている
本人も気づかない思いに火をつける

そんな会話ができる人になりたいと、心から思いました。

ワンダフルから始まる会話
あなたもやってみませんか?


PS
明日2月20日土曜日、7:30から放送の「サワコの朝」に
西川悟平さん、ゲストで出演されるそうです。
お話を聞くと、「諦めたらアカン」って思い、元気になります。
ぜひ、ご覧くださいね!

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