〜哲学の小径:その他大勢に埋もれない「思考力」の磨き方〜

エンパワメントプロデューサー
ひぐちまりです。

時々「哲学の小径」と題して
哲学的な視点から投稿をしています。

「哲学」というと、人生やビジネスに役に立ちそうな
情報工学・情報科学・政治学・法学・経済学・経営学などと違って
潰しが効かないというか、
人生やビジネスには何の役に立たないと思う方も多いと思います。

私もその一人でした。

ところが、知の最上位概念である哲学には
本質的な視点を磨き、思考力を鍛える
素晴らしいパワーがあります。

特に今のような時代の変わり目、答えのない時代は
過去の最適化では、もはや乗り越えていけません。

「思考力」が必要です。

その他大勢と同じ視点しか持たず
その他大勢と同じ角度でしか見ず
その他大勢と同じところで思考を止めていては
その他大勢に埋もれます。

その他大勢に埋もれない思考力は
どうやって磨けばいいのでしょうか?

哲学者ジャック・デリダの言葉に、そのヒントがあります。

ジャック・デリダは、ポスト構造主義者の代表格にして、
アカデミズムからは「知のテロリスト」とも呼ばれました。

ジャック・デリダ曰く
「その言葉が言っていることより
 その言葉が言っていないことを見よ」

どういうことなのでしょうか?

例えば、ビジネスであれば
見込客が「買う理由」ではなく、
見込客が「買わない理由」を考える
というような所作。

もし本当に興味すらなければ
「欲しい」「欲しくない」という考えさえ生じないはずです。

見込客の「欲しくない」という拒絶の声は
実は「欲しい」という声の裏返しではないのか。

そう見ることで、これまでには見えないことが
見えてくるかもしれません。

あなたの上司の
「その言葉が言っていることより
 その言葉が言っていないことを見てみる」

あなたのパートナーの
「その言葉が言っていることより
 その言葉が言っていないことを見てみる」

そうしたら、何が見えてくるでしょう?

日々の中で、思考力を磨くチャンス
いくらでもあります。

そして、見えていない人は
見えている人に支配されます。

この投稿が、あなたが思考力を磨く
ヒントになりますように!

●どんな時も、最高の自分を発揮する為に必要な「セルフエンパワメント力」の鍛え方を公開

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