〜哲学の小径:「自分らしさ」を捨てると新たな可能性が見えてくる〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

『僕は自分らしくとか全く考えない』
 世界トップクラスのソムリエ石田博さんのこの言葉が衝撃でした!

先日公開した、石田博さんとの
対談動画のダイジェストをご覧になった読者の方から
こんなメッセージをいただきました。

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石田博さんとの対談のダイジェスト視聴と本編登録はこちら

<ダイジェスト>
時代の変化に翻弄されず未来を切り開く力とは
↓↓↓
https://higuchimari.jp/archives/video/hiroshi-ishida
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今の時代、「自分らしくどう生きるか?」を知りたい人って
たくさんいますよね。

「自分探し」とか言っちゃって
「自分らしさ」を求めてあちらこちらをさまよい、
自分らしさ、らしきものを教えてくれるセミナーやコンテンツに
「投資」という名の「消費」を繰り返していく人たち。

判断の基準は
過去の実績や、納得感、気分がワクワクするか?
そんなところでしょうか。

これって、全て
過去ベースじゃないですか?

ということは、
「自分らしさ」を求めれば求めるほど
可能性は閉ざされ、過去に縛られていく、という
矛盾に陥ります。

実存的にしか自分を見れないと
この罠に陥ります。

一方で、石田さんのように
「自分らしくとか全く考えない」人たちもいます。

結構、世界レベルで活躍している人に多いです。

視点が高く、
構造的に世界を見ている人たち。

今の快楽や心地よさよ
未来のあるべき姿を生きようとする人たち。

大きなビジョンを掲げれば掲げるほど
今の自分の不甲斐なさが見えたり、ギャップが見えたり……。

それは決して
今の心地よさには結びつかないことも多いかもしれません。

でも、それを乗り越え、進む中で
これまでの自分にはなかった才能や可能性が開花し、
それがやがて
今の自分とは違う
自分らしさを醸成していく。

人生には、そんな楽しみもあります。

同じ「自分らしさ」という言葉も
実存的視点で語るのと
構造的視点で語るのでは
まるで違います。

実存的視点は
自分への執着がベースです。

構造的視点は
自分の俯瞰がベースです。

多くの人がやるように
過去や現在や感情を足掛かりに自分らしさを探しても
過去の延長線上を少し気分良く生きるのが精一杯です。

「自分らしさ」を捨てることに
つまりは自分を薄め、
自分を俯瞰することに
新しい可能性が潜んでいます

●どんな時も、最高の自分を発揮する為に必要な「セルフエンパワメント力」の鍛え方を公開

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