〜哲学の小径:現実世界で成果を出すためには?〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

バリ行きの飛行機の中で
映画「マトリックス」を見ました。

このマトリックスの元になったのが
フランスの哲学者、思想家の
ジャン・ボードリヤールの
「私たちは、オリジナルと模造の
 区別がつかない
 『ハイパーリアル』の
 世界に生きている」
とした思想

ジャン・ボードリヤールは
構造主義と記号論の視点から
「消費社会」の実体を看破した天才であり、
現代思想に大きな影響を与えた
ポストモダンの代表的な思想家です。

どんな問題も課題も
その本質がつかめていなければ
効果的な対応はできません。

構造主義以降の近代哲学は、
我々が「真実」「事実」「現実」と思っているものは
イリュージョンでしかない、ということを
教えてくれます

これが理解できてこそ初めて
我々は効果的に
現実世界に向き合うことができます。

ただ、これを邪魔するものがあります。

イリュージョンでしかないものを
我々にとっての真実と思い込ませ、
現実を見えなくしてしまう何か。

それは一体何なのでしょうか?

映画マトリックスの中に
その答えがありました。

マトリックスのウォシャウスキー監督は
主演のキアヌ・リーブスなど
キャスト、クルーのほとんどに
ボードリヤールの
『シミュラークルとシミュレーション』を読ませたそうです。

さて、
イリュージョンでしかないものを
我々にとっての真実と思い込ませ、
現実を見えなくしてしまうものの
正体は何なのか?

映画の中ではこう語られていました。

「イリュージョンを
 現実化するもの
 それは『感情』である」

我々人間は
臨場感が高いものを現実だと思います。

不安に支配されたら
「無理だ」と諦めたり、
話していて怒りが湧いたら
「バカにされた」と思ったり。

勝手な自分の妄想や解釈を
感情が、真実にしてしまいます

つまり、
感情に絡め取られている間は
妄想世界から抜け出すことはできません。

であれば、
我々が、妄想の世界から抜け出して
現実世界に足を着けて
効果的であるには
どうしたらいいのでしょうか?

感情に思考を乗っ取られないことです。

それは、
自分を俯瞰して見ることでもあります。

多くの人が
自分を効果的にしようとして
自分の内面を見たり、
過去を振り返ったりしています。

哲学を学べば、
これに意味がないのは明確です。

むしろ逆です。

我々が現実世界で効果的であり、
結果を出すために
やるべきことは、自分を突き放し、
自分と世界を俯瞰して見ること

「それ、どういうこと?」
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自分の才能を活かしたいなら
まず必要なことは
イリュージョンの世界から
抜け出すこと
ですから。

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