エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。
哲学を学ぶことで
得ることができる力のひとつは
「『わからない』を受け入れる力」です。
「わからない」状態って
不安だったり、思考が停止したり、
居心地悪かったりしませんか?
現代のように、答えのない時代に
「わからない」時にも力を失わず、
そこから新たな可能を
生みだすことができたらどうでしょうか?
パワフルに前進できると思いませんか?
一般的には
「わかる」はいいことで、
「わからない」はダメなことと思われていないでしょうか?
そして、学ぶとは
「わからない」を「わかる」へ
「知らない」を「知っている」へ
変えることだと
思われているのではないでしょうか?
我々の受けた教育が
受験に受かることを目的にし、
正解を知っていることが
優秀さの証明という構造では、
当然そうなるでしょう。
この弊害は、
何でも
「わかってしまおう」とすることです。
なぜ、そうなるのかといえば、
「わからない」状態には
不安定さが付き纏うので、
「わかる」ことで
固定点を得て、安心するため。
「知っている」ことがどんどん増えても
人生もビジネスも何も変わらない
残念な学び。
学生がテストの点数を取るための学びなら
それでもいいかもしれませんが、
実社会では、そうもいきません。
相手の言うことを
「要するに〇〇ですね」と
自分の理解の器に押し込めてしまうのは、
新しい視点を
自身の過去のデータと照合し、
過去の思い込みや思考の枠組みに
流し込むことになります。
そして、自分の知識や知っていることが
正しいのだと、
その固定点を強化していく。
つまりこれは、
「自分の知識」と「自分」の
自己同一化を強めていくことになります。
ここには、これまでの枠組みから脱し、
世界を拡大する機会も
新しい可能性を生み出すチャンスもありません。
自分の見たいものだけを見て、
聞きたい話だけを聞いていては、
世界はどんどん閉じてしまいます。
哲学者ジル・ドゥルーズは
こんなことを言っています。
「理解できないものを
世界に持ち込もう」
哲学力を磨き、
「わからない」を受け入れる力こそが
自分の世界を広げ、
新たな可能を創造する力となります。
「哲学力」を身につけることに
興味がある方、
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