〜哲学の小径:哲学的思考を使えば過去の苦しみは消滅する〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

現代哲学をバックボーンにしているエンパワメントのプログラムでは、
過去の出来事を一切扱いません

一切扱わないのに
多くの人が、過去の苦しみから開放されます

例えば
継母の言葉に傷つき、険悪な仲だったのに
 今は週一回、家を訪ね、一緒に旅行に行くまでになった
とか
・2年間、口もきかないほどの冷えた夫婦関係が
 大爆笑し合う明るい家庭になった
とか
犬猿の仲だった上司が自分を抜擢してくれて
 会社の一大プロジェクトのリーダーになった
とか。

なぜ、過去の出来事を扱わないのに
過去から開放されるのか?

それは、哲学的視点から
世界の捉え方を変えるからです。

なぜ、過去に苦しむかといえば、
大概の場合、
自分が傷ついた出来事が過去にあったからでしょう。

それに苦しみ、終わりにしたいと思っても
ふと思い出され、また苦しむ。

人によっては
何があったのか?
そして、それをどう整理をつけたらいいのか?
というように
「その事実ありき」で取り組む人が
いるかもしれません。

でも哲学は、常に
「前提を懐疑する」学問です。

その出来事をどう乗り越えるか? を考えるのでなく、
「そもそも、そんな出来事あったの?」
から考えます

哲学者ニーチェは
「世の中に真実はない。あるのは解釈だけだ」と言っています。

ジル・ドゥルーズは
「人は過去を振り返って思い出す。
 記憶のままに生きていたわけではない」と言っています。

そのほか、多くの哲学者が
我々が真実と思っているものが
非常に曖昧で、不確かなものだ、と言っています。

だとしたら、
自分が思う
「過去にこんなことがあった」というのは
もしかしたら真実ではないのかもしれない
自分の捏造かもしれない
という仮説が成り立ちませんか?

その傷ついた過去を真実だとしている限り、
そこに縛られます。

でも、真実かどうかわからないんだったら
縛られること自体が意味なくないですか?

だとしたら
過ぎ去った過去に時間を使うより
過ぎ去った過去に命を使うより
欲しい未来に
時間をエネルギーを
使った方がいいと思いませんか?

—–今日のまとめ—–
あなたが
「過去にあった」と思っている出来事は
もしかしたら、
事実ではないのかもしれない
—————————-

もしあなたが
囚われている過去があるなら
ぜひ、この考え方、試してみてください。

そして、過ぎ去った過去から解き放たれて
欲しい未来を創造することに
エネルギーを使いませんか!

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