エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。
エンパワメントのプログラムに参加して起きることの一つが、
これまでなら、恐れがあると動けなくなっていたのが、
恐れがあっても前進できるという変化です。
恐れがなくなるわけではないです。
恐れは感じる、だけど動けるんです。
恐れで止まる人、恐れても前進できる人、
どちらがより大きな結果を作るでしょうか?
明らかに、前進できる人ですよね。
ではなぜ恐れで止まるのではなく、
恐れを感じながらも、動けるようになるのでしょうか?
それを今日はお話しします。
多くの人は不安や恐れがあると、
動けなくなります。
この時、不安=私、恐れ=私 です。
感情と自分が自己同一化しています。
だから動けなくなる。
自分を俯瞰することができるようになると、
不安は不安、私は私、
恐れは恐れ、私は私、と
感情と自分の間に隙間ができます。
そうすると、感情に絡め取られなくなります。
ぶれなくなり、行動でき、
人生の達成のスピードは劇的に早くなります。
人間が、感情以外に
自己同一化するものにありがちなのが、
これまでに学んだ知識、成功体験など、
過去の記憶です。
過去の体験や知識と自分が
自己同一化している人は、
自分の考えと違うものは受け入れられず、とっても頑固です。
なぜなら、自分がこれまで信じてきたものを
手放すのは怖いからです。
それが自分の拠り所ですから。
でも、過去にしがみついていては、
新たな価値は生み出せません。
自分の更なる才能を発揮することはできません。
こういう人とは、新しいことを一緒にやろうとは思えません。
では、自己同一化から脱却し、
自分の才能と可能を発揮するには
どうしたらいいのでしょうか?
自分を俯瞰する訓練をすることです。
我々、他人の悩みについては
とても冷静に対応できますよね?
自分の問題も、それと同じように
俯瞰することで、
力を失わず、効果的な対応が可能になります。
例えば怒りが湧き上がった時、
その怒っている自分を観察してみること。
駅のプラットフォームに立って、
通り過ぎる電車を見るように
その怒りを眺めること。
そうすると、不思議と怒りって収まります。
怒っていると反応しかできません。
冷静な自分のほうが
効果的に対応できるのは言うまでもありません。
観察は俯瞰の第一歩。
やってみてね!