エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。
母と過ごした3日間、本当に楽しくてよく笑いました。
一方で、この半年くらいで
母がとても弱っているのも感じました。
前なら、一人でバスに乗って買い物に行ったりもしましたが、
この暑さもあり、目が見えないのもあり、
今は一人で遠出は難しいようで、
買い物はヘルパーさんにお願いしたりしています。
足が弱り、家の中の移動でさえ
前よりずっと時間がかかります。
牛乳のふたとか、ヨーグルトのふたが
うまく開けられなかったりします。
そんな時、母は笑ってこう言いました。
「これが老いる、っていうことなんだと
日々新しい発見があるの。
だって、94歳になるの初めてだから、
驚きの連続よ!」
ですって。
母は、前に比べたら
できることが減ってきています。
でも母はそれを嘆くことなく、
できることをやろうとします。
「ない」ではなく
「ある」に目を向けます。
そして、「老い」に抵抗することなく、
その状況を嘆くことなく、受け入れています。
ああ、これが母が94歳で、
できないことが増えても
こんなに笑顔で、こんなに幸せそうで、
こんなにみんなに感謝をして
だからみんなに愛される理由なんだ、と思いました。
だってね、「できなくなったこと」に目を向けていたら、
辛くて、悲しくて、惨めで、不満で
とても感謝なんかできないはずです。
これからもできないことが増えていき、
絶望してしまうはずです。
まさに母がやっている
「ない」ではなく
「ある」に目を向ける、
これこそ自分が幸せで、そして周りを幸せにする秘訣です。
ついつい「ない」に目を向けてしまうことありませんか?
あっ、やってる、やってる! って気づいたら、
「ある」に目を向けてみてください。
あなたの笑顔がきっと誰かを笑顔にします。
今日も素敵な一日を!