エンパワメントプロデューサー
ひぐちまりです。
「哲学しない人」ってどんな人なのでしょう?
まずは、「哲学」とは何か? を見ていきましょう。
本日は、数学者であり哲学者でもあった
バートランド・ラッセルに登場いただきます。
バートランド・ラッセル曰く
「科学は分かっていることであり、
哲学は分かっていないことである」
科学の役割は現象世界を説明すること。
すなわち、対象となるものが
「どうやってそのようであるのか」を記述すること。
一方で、哲学は
現象世界が
「(そもそも)なぜあるのか(何なのか)」を問うこと。
すなわち、哲学は
分かっていないことを相手にしており、
その意味において
哲学は「教育」されるものではない。
そしてバートランド・ラッセルはこうも言っています。
「人は生まれつき無知だが愚かではない。
彼らは教育によって愚かにされるのだ」
えええっ!?
教育って賢くなるために
受けるものではなかったんでしたっけ??
これはこのように読み解けます。
ここで言う「愚か」とは
「考えない」ということ。
ラッセルにとって
現代社会における「教育」とは何か。
それは考えない人、
物事を鵜呑みにしかしない人、
すなわち
「哲学しない人」の育成と言えそうです。
この答えのない時代は
過去に答えを探すわけにはいきません。
変化が早い今の時代は
積み上げた経験さえ、頼りになりはしません。
これまでの成功の方程式、積み上げた経験は
下手をすれば
自分を制限するものになってしまいます。
過去に執着せず、正解を求めず
創造する強さは
この不安定で、不確実で、複雑な時代を生き抜くために必要な力。
そして、エンパワメントが
この強さを与えてくれます。
環境次第でなく
状況次第でなく
自分次第の人生を!!