〜哲学の小径: 科学は人格を有していない〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

科学は人格を有しておらず
 その点で科学は人を導くものにはなりえない


 科学は人間に仕えるものだということを
 忘れてはならない」

心に響くアインシュタインの言葉です。

今私は
「国とともに日本の人文知を守り
 日本の未来を守る」という理念を持つ
東京官学支援機構の専務理事を務めており、
その活動の一環として、
哲学を学ぶサロンを主催しています。

つくづくと
「哲学」も、
アインシュタインの文章の示す
「科学」と同じだと感じます。

何を学ぶか
誰から学ぶか
どう学ぶかはとても重要ですが、
それ以上に
「なんのために学ぶのか?」が
重要
になります。

哲学する力を身につければ、
人よりも視点や視座は高くなりますから
相手を俯瞰することができます。

よって、相手を論破することはできます。

つまり、「勝つ」ことはできます。

もうひとつできることは
違う意見を持つ者同士が
それぞれの枠を超えあい
新しい可能性を、価値を生み出していく

つまり、どちらも勝ち
そしてどちらも負けない関係

それは決して妥協ではない
新ステージでの展開を可能にします。

私が伝えたいのは
そのための哲学です。

相手を論破し、勝つための
哲学ではありません。

哲学や科学は、ある意味
ツール(道具)とも言えるでしょう。

どの道具も、道具自体に価値があるのでなく、
使う人間によって、価値は決まります

美味しい料理を作る包丁は
時に人を傷つける凶器になります。

移動に便利は車は
時に人を殺してしまいます。

リスクは、道具にあるのでなく
常に人間の中に存在しています。

その道具をどう活用するかは
それを使う人間に委ねられています。

哲学の叡智を伝えることが
よりよい社会に
繋がらなければ、
哲学を学ぶサロンなど
やる意味はまったくありません。

エンパワメント×哲学をコンセプトにすることで
それが叶えられればと思っています。

我々が提供しているエンパワメントライフプログラムは
現代哲学をバックボーンに
「自分が輝くことで、周りも輝かせる」が
テーマです。

なので、
「自分さえよければ」という人は
お金を払って、時間を使って
わざわざ参加されません。

ご参加くださるのは
「自分の人生の価値を高めるだけでなく
 他者の人生の価値も高めよう」とする人たちです。

その人たちと一緒に
切磋琢磨し「より良い社会」への
一助となれるよう、精進してまいります。

●どんな時も、最高の自分を発揮する為に必要な「セルフエンパワメント力」の鍛え方を公開

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