〜哲学の小径:「当たり前の枠を壊すパワー」〜

エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。

「物事には正解があって、それを答えることが優秀な人」
そんな常識が崩れつつあります

不安定で、不確実で、複雑で、曖昧。

予測困難、何が起きるかわからない。

過去の最適化では乗り越えられない時代へ
容赦ないスピードで向かっています。

そんな時代を生き抜くためには、
これまでとは違う能力が求められるのは当然と言えるでしょう。

そんな混沌とした時代には
いつも哲学が注目されます。

なぜかは、「哲学の本質」を知れば納得がいきます。

哲学とは、
我々が普段当たり前と思っている知識の枠を根本から疑い、問い直し、
既存の価値観の枠を飛び出して、新しい価値観や問いを立て
世界観を作り上げる学問、
だからです。

哲学には
「当たり前の枠を壊すパワー」があります。

これは、まさに、答えのない時代に必須の力と言えます。

例えば、「科学的である」、「科学で証明されている」は
絶対的に正しいこと、「当たり前」だと思っていませんか?

そして「科学的に証明されている」と言われると
無条件に、信用してはいませんか?

科学哲学者 カール・ポパー
科学の定義を
「反証可能性(間違いを証明できる可能性)」を持つということだとしました。

つまり、科学とは
「今のところ、正しい」とされていることであり、
絶対真理ではないのだ、ということです。

つまり私たちは「科学」という言葉の持つイメージに絡めとられ
それを利用する人たちに支配されている、と言えます。

結局、見えている人が見えていない人を支配するのが世界の常です。

科学でさえ絶対真理でないとしたら
私たちが当たり前の前提としている
「常識(こうあるべきこと)」の数々は
「常識(こうあるべきこと) 」でもなんでもない、と言えないでしょうか?

つまり、多くの人が拠り所にする常識も
「今ここ」でしか通用しない習慣にすぎない

そう思うと、「常識」の呪縛も、少し緩んでこないでしょうか?

多くの人は、
自分をコントロールする「何か」から逃れようと
内面の探求や、過去をほじくったりします。

でも、本当にそれに効果はあるのでしょうか?

過去の再解釈多少の成果はあったとしても
それは部分的であり、一時的です。

自分の枠の中で少し良くなるくらいが
せいぜいでしょう。

安定した右肩上がりの時代は
それでもよかったかも知れません。

でもこれからの時代は
「当たり前の枠を壊すパワー」が必要です。

我々が、心理学や成功哲学ではなく
現代哲学をベースにした
エンパワメントプログラムを提供している理由が、ここにあります。

●どんな時も、最高の自分を発揮する為に必要な「セルフエンパワメント力」の鍛え方を公開

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