エンパワメントフィロソファー
ひぐちまりです。
先日「哲学する力」を磨く哲学サロン
TPP(The Power of Philosophy 哲学の力)の勉強会を開催。
このサロンの目的は
哲学の知識を増やし、哲学の蘊蓄が話せるようになる
「哲学学」ではなく、
哲学的思考を鍛え、独自の考えを言語化し、
人生やビジネスでダントツの結果を出すことが目的です。
なので、講義だけでなく、ワークもやります。
先日のワークの課題のひとつは
「人間とは何か?」の独自の定義。
あなたなら「人間」をなんと定義しますか?
どこかで聞いたようなこと、
誰でも知っているようなことを話しても
インパクトはありません。
埋もれるだけです。
どうやって「えっ?」と思わせ、
その後説明で「なるほど」と唸らせるか。
こういうトークができたら
普段の会話も、ありきたりではなくなります。
今回の課題発表で、大受けした回答が
「人間はパンツをかぶった猿である」というもの。
ちょうどワーク前の講義で、
フランスの哲学者であり、思想家、作家であった
バタイユをとりあげていました。
そこで、バタイユの研究家であった
栗本慎一郎氏の著作「パンツをはいた猿」にも触れたところでした。
それを受けての
「人間はパンツをはいた猿にもなっていない。
人間はパンツをかぶった猿である」
という発表。
その後の説明は
ユーモアもあり、
人間の本質を鋭く突いた秀逸なものでした。
えっ、どんな説明だったかって?
それはぜひ、あなたが考えてみてください。
それが「哲学する」ことです。
おなじ文章でも、
まったく違った展開をすることが可能です。
「唯一の真実はない」
それが哲学の世界です。
さあ、あなたなら
どんな説明をしますか?
そしてあなたなら
「人間とは?」を
どう定義しますか?